トランス脂肪酸の危険性を示唆する有名なエピソードが「フレッド・ローのマーガリン大実験」です。
<以下、中央アート出版社「危険な油が病気を起こしている」ジョン・フィネガン著・今村光一訳より抜粋>
「ケーリー博士のガン療法」「自然食事典」の著者でアメリカの自然派運動で>有名なフレッド・ローは、つぎのような記述を残している。
1965年から73年まで数軒の自然食品店を経営していた私は、ある日サン・フランシスコの常連客と話をした。
彼は食品工業の技術者で、水素添加した脂肪分子を顕微鏡で覗くと、プラスチックそっくりであること、
脂肪専門の化学者たちは水素添加を「オイルをプラスチック化する」と言うことを説明してくれた。
その言葉に、私はちょっとした実験をやってみた。マーガリンの小さな塊を小さな皿にのせ、その皿を店の裏部屋の窓ぎわに置いたのだ。
これがバターであれば蝿や蟻やカビがむらがるに違いない。
しかし、この塊は2年たってもそのままで、ほこりにまみれ汚くなっただけだった。私は実験をここで止めた。
すでに私はマーガリンが「プラスチック食品」なのだという結論に達していたからだ。
日本では2004年末に単館上映されたドキュメンタリー映画「スーパーサイズミー」は、ファーストフードだけを1ヶ月間食べ続けると何が起こるか、
監督自身が実験する作品です。
この映画のDVDに特典映像として、10週間・常温で放置した結果カビで真っ白になるハンバーガーと、
カビすら生えず腐りもしないフライドポテトの衝撃映像が収録されています。
衝撃画像を掲載のサイトは、こちら⇒「ミールリプレイスメント・ダイエットのススメ」
また、ファーストフードの厨房では「ショートニングは劣化しない」という認識があり、一斗缶入りの固形油脂が常温のままいくつもバックルームに置いて
あるのが一般的です。
中には使いかけの、開封したものがそのまま置いてあることもありますが、冷蔵庫などに入れなくても、腐敗はもちろん虫が寄り付くことも無い様なので、
衛生管理としては問題ないようです。
「フレッド・ローのマーガリン大実験」・「腐らないフライドポテト」・「常温保存のショートニング」。これらに共通するのは、
トランスファットを含む油脂を使っているということです。
水素添加した油脂は、変質しにくく日持ちするという特性から多くの加工食品に使用されていますが、
これは防腐剤の代わりのプラスチックコーティングであると言っては言い過ぎでしょうか。
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