欧米各国のトランスファットへの対応状況は、以下のようになります。
ドイツ
水素添加マーガリンの害が最初に指摘されたのはドイツで、水素添加マーガリンの発売開始時期と地域とクローン病患者の出現時期と地域が
一致したことにより、現在は製造規制されています。
クローン病は腸の慢性炎症疾患の難病です。腸管壁の細胞が壊れるために異物が腸から侵入、炎症反応で腸壁に潰瘍ができる事が原因の一つと
言われています。原因不明とされていますが、トランスファットを疑う識者も少なくありません。
デンマーク
トランスファットの含有率が10%を越える加工食品販売禁止されていましたが、2004年1月から、さらに厳しく2%に改められました。
加工食品のトランスファットの含有率の表示については2004年1月1日から実施されています。
オランダ
規制や市民運動が起きる以前に、有害性を認識した業界が自主規制によって製品に含まれるトランスファットを減少させています。
カナダ
全ての加工食品のトランスファットの含有率の表示については、2005年12月12日から実施されています。
アメリカ
2002年7月、米国医学学会(Institute of Medicine)はトランスファットの摂取に関するレポートを発表、トランスファットは悪玉コレステロールを
増加させることから、心臓病のリスクが高まるとしています。
これを受けてアメリカ厚生省の食品医薬品安全局(FDA)は、トランスファットの摂取量を減少させることが心臓病リスクの低下に有効であるとし、
一般食品、サプリメントにトランスファット含有量の表示を義務化することを決定しました。これによって、食品製造業者は2006年1月1日までに、
表示することとされています。
FDAは、この規定によって、消費者が健康によい食品を選択するための情報を得られ、年間600件から1200件の心臓発作を予防し、
250名から500名の心疾患死亡者を減少することができるとしています。
また2005年8月10日、ニューヨーク市保健精神衛生局は、市内の飲食店2万軒と1万4千軒のスーパーなど食品店に情報を提供して、
トランスファットを含む調理油の使用自粛を呼びかけています。
(朝日新聞2005/8/17「マーガリン取りすぎ注意 NY市、飲食店に自粛を」より)
情報ソースは、こちら⇒
「asahi.com マーガリン取りすぎ注意、心臓病対策でNY市が自粛要請」
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