トランスファットに対する日本国内の公的な見解、つまり「日本国民は摂取量が少ないため、全く問題無い」という結論に対して、
私どもでは、「トランスファットの情報公開と代案提示が必要である」という見解を主張いたします。
情報公開とは、トランスファットに関する情報を開示することだけでなく、トランスファットを含む食品についてはその含有率を表示すること。
具体的に私どもができることとしては、このサイトで情報をお届けすることです。
代案提示とは、トランスファットの摂取を避けるための選択肢を提供すること。具体的に私どもができることとしては、
トランスファットフリーのマーガリンを販売することです。
そして、それが必要だと考える理由として、下記の七つの事実があります。
情報公開と代案提示が必要な理由 〜七つの事実〜
第一の事実: 有害性は明白であること
「摂取量が少なければ問題ない」とされてはいるものの、有害であることに変わりはありません。有害であれば、食品に含まれる量や許容量を明確にし、
消費者が心臓病リスクを避けるための選択ができる環境整備を行うのがあるべき姿ではないでしょうか。
第二の事実: 欧米諸国では販売規制・表示義務などがあること
油脂の摂取量が多い欧米ではトランスファットはすでに規制対象となっています。「摂取量が欧米より少ないので日本では問題ない」との主張で
日本では何の対応もされないままで本当によいのでしょうか。
第三の事実: 特に子供たちへの影響が懸念されること
老若男女を含む全国民の「平均値」では、摂取量は少ないのかもしれません。しかし、ファーストフードとスナック菓子の最大消費層は子供たち。
トランスファットの摂取量が飛び抜けて高いことは容易に想像されます。しかも成長期の子供たちは、
食品中の有害物質の影響を受けやすく、とても気がかりです。
第四の事実: 日本人は摂取量が少ないとされる根拠に疑問があること
食生活の洋風化、ファーストフード・外食産業の発展、食品の加工度の高度化、といった日本人の食をめぐる状況は急激に変化しています。
トランスファットの摂取量が少ないとされる基礎データに、こうした状況の変化がどの程度反映されているのかは明らかにされていません。
第五の事実: 加工食品の原料として多岐に渡って使用されていること
トランスファット=マーガリンと考えられがちですが、それ以外の食材から気づかずに摂取しているのが実情です。
特に含有率が高いものではフライドポテト、意外なところでコーヒーフレッシュ、またパンや菓子類に使用される植物油脂にも含まれています。
このような複数の食品から摂取されることで合計摂取量は予想外に多くなります。
第六の事実: 日本人の死亡原因の1/3が心筋梗塞・脳梗塞であること
日本人の死亡原因の第1位はガンで30.5%を占め、続いて心筋梗塞15.7%、脳梗塞13.0%となっています(厚生省の人口動態統計・H15)。
心筋梗塞も脳梗塞も、主な原因はコレステロールの蓄積による動脈硬化・高脂血症・血栓症ですので、
合計28.7%=日本人の死因の約1/3が体内の油脂分が関連しているのです。トランスファットは、日本人の死亡原因から考えても
早急な情報公開が必要な問題なのです。
第七の事実: アスベスト問題などにみられる被害拡大の構造と酷似していること
水俣病、薬害エイズ、アスベストなどの悲劇に共通するのは、第一に研究者や諸外国では早くから危険性に警鐘が鳴らされていたこと。
第二に行政が企業保護優先で対応したこと。そして、結果として被害が拡大し多くの悲劇が生まれたこと。トランスファットの問題は、
このような被害拡大の構造と酷似しています。
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